などの動画を見ていただくと、ダメージ表記フォントが標準のフォントとどうも違うことに気づくと思います。これは、ダメージ表記フォントを変更しているためです。今回はその変更方法について説明します。
手順
effect.ipf/high/texture/digitfont01.tga が変更されているパッチ番号を探す…んだけど…
http://ebisukemochi.site/blog/?p=373 と同様にdigitfont01.tgaが変更されているパッチを探すのですが、なかなか見つかりませんよね。
もしかするとパッチで変更が一切されていないのかもしれません。
この場合は存在するパッチのうち、適当なパッチ番号を決めておきます。私は274511にしました。
今後のパッチでもし変更された場合は、そのパッチ番号にしましょう。
ここで決定した番号はipf作成の時に使います。
ダメージ表記フォントの画像を作成する
ベースとなるdigitfont01.tgaを準備します。以下のリンクからダウンロードするか、data/effect.ipfをIPF Suiteで開き、ファイルを抽出してください。

.tga形式の画像が作成できる画像エディタを準備し起動します。持っていない場合はThe Gimpあたりがいいでしょう。
GIMPでdigitfont01.tgaを開きます。

ダメージ表記フォント画像には、”+1234567890%”の12文字が並んでいます。1文字あたり100x128pxで表します。
ベース画像に合わせて変更したいダメージ表記フォント画像を作っていきます。
レイヤーを駆使してなんとか頑張ってみてください。
作成例
フォントはフリーのあおぞら明朝を使用しています。今はサーバが閉鎖されており見れなくなっております。残念。

注意点
- 色を付けてはいけません
白色以外の色は、ToS内部で別途着色しており、その際に期待した色とは別になる可能性があるためです。
アルファチャンネル(透明度)はベースの画像にもついている通り、変更しても構いません。見やすくなるようカスタマイズしてみてもいいでしょう。

- 画像の幅を変えることはできません。
フォントにより、スペースを縮めたくなる場合があるかもしれませんが、画像の幅を変えてしまうと表示に不具合が出る恐れがあります。他のXmlを探すと変更できるかもしれませんが、まだ方法は見つけておりません。
現状の画像の幅に適したフォントになるよう工夫してみてください。
.tga形式で書き出し
元のファイル形式が.tgaなので、その形式で出力します。
ファイル→エクスポートを押します。

ファイル名をdigitname01.tgaに設定し、エクスポートを押します。

ここはそのままエクスポートをクリック。

指定した場所にdigitfont01.tgaができているはずです。
tpipftoolでipf化
今回はtpipftoolに絞った説明を記述します。IPF Suiteを使用する場合は他の記事を参考にしてください。
1. effect.ipf/high/textureフォルダを作成し、digitfont01.tgaを格納する
適当な場所にeffect.ipf→high→textureの階層となるようフォルダを作成します。
次に、textureフォルダにdigitfont01.tgaを入れます

2. tpipftoolで圧縮する
tpipftoolを起動し、TargetVおよびPackageを先ほど決めたパッチ番号に設定します。今回の例では274511です。

“effect.ipf”をtpipftoolのウインドウにドロップします。
ランダムな名前のipfファイルができたら成功です。